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プロフィール

槇野知宏

Author:槇野知宏
宮崎県児湯郡生まれ。
宮崎県児湯郡在住。

「名探偵コナン」
「まじっく快斗」
「BLACK LAGOON」
「艦隊これくしょん」
「ファイアーエムブレム」シリーズ
「ペルソナ」シリーズ
(特に3と4)
「マクロスF」
「パワプロ」シリーズ
「田中芳樹」
「池波正太郎」
「司馬遼太郎」
「有川浩」
「TUBE」
「山本正之」
「NO-PLAN」
「クラシック」
「プロレス」
「中日ドラゴンズ」
を偏愛する会社員
その実態は、単なるオタク。

年を取る毎に深みにハマってますが、これも人生、問題ない、と開き直ってます(笑)

PASSの掛かっている日記(小説)につきましては「PASSについて」をご覧下さいませ。

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2012/09/24 (Mon) 17:14
ある家族の夜の出来事

長い一日がようやく終わりを告げようとしている。
時計の針が「一二」を指しつつあるのを確認した私は、大きく息を吐いて肩の力を抜いた。
目の前のベビーベッドには生後1ヶ月を迎えたばかりの三人の赤ちゃんが穏やかな寝息をたてている。
その可愛らしい寝顔を見ていると、先程までの悪戦苦闘も忘れて思わず口元が緩むのは当然のことかもしれない。

「ようやく眠ったようですね」

隣で子供たちを見つめていた真さんが小声でささやく。彼も私と同様、赤ちゃん相手に四苦八苦していたのだ。
私の友人である蘭、和葉ちゃんも恐らく・・・いや確実に今時分は私たちと同じ状況下に立たされているだろう。

「建太(けんた)と晴(はる)はともかく、光(ひかり)は一度泣いたら手がつけられないから」

三人の中で唯一の男の子である建太と下の妹である晴は光が泣いてても平然と眠っていることが多い。この子が泣くといえば、お腹が空いた時とお漏らしをした時だけである。
親バカかもしれないけど将来はきっと大物になるわね、建太は。光や晴だって私みたいな淑女になるのは当然だし・・・何てったって私と真さんの子供なんだからっ。
そーいえば新一くんと服部くんが、この子たちを見て、こんな事言ってたわよねえ。

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テーマ : 名探偵コナン - ジャンル : アニメ・コミック

2012/09/01 (Sat) 18:36
頑張れ、若奥様


 料理をする、と、いう事は新しい発見などがあるらしいが、目前の惨状を見て私は頭が痛くなった。

油の飛び散った床、鍋からはみ出した泡、良く分からない色の内容物―――キレイで広い台所の一角は見るも無残な惨状となっている。
新鮮なエビを使ったフライは弾け飛び、トンカツはゴムのように固く、コロッケは爆発四散・・・煮物、焼き物も玉砕。
弾け飛んだ油を避けた中途半端な姿勢のまま、泣きたいような気分になって見上げれば、爆発したコロッケの中身が天井に散って張り付いていた。

「何で爆発するのよぉ?」

そう愚痴ったところで、天井にへばりついたコロッケの一部が反論してくれるワケがない・・・そりゃ当然よね。
私は机の上に広げた料理の本を閉じた。例え“初心者向け”と銘打っていても、コロッケが爆発した時の対処法、が、掲載されてる本があるワケが無い。
天井にへばりついたコロッケの残骸を睨みつつ腕組みしていた私はある事に気付いた。

『料理と真さんへの愛情がこもっていれば無問題(モーマンタイ)!!!形、食感など細かなことを気にしなければ良いのよっ』

意を決し、私は残りのコロッケを引っ掴み、腰が引けた状態でドロドロの液体と化した油に落とす。
高温の油と接触したコロッケは勢い良く油を撒き散らしたが、予想された事なので飛んできた油を鍋のフタを利用して避ける。

「大丈夫、今度は爆発しないハズだから・・・」

そう呟いたものの、目の前のフライパンから鉄と油の焼けるような匂いと連続して起こる破裂音・・・これは限界が近い証拠。

「えっ、またなの?」
「園子さん、晩ご飯は上手く出来ましたか?」

そう呟いた私の耳に聞き慣れた声が入り、真さんが戦場と化している台所へ顔をのぞかせる。

「真さん、ちょっと待って!!今、すごく危ないからっ!!!」

私が叫んだ次の瞬間、コロッケが中身を盛大に撒き散らしながら吹っ飛んだ―――

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テーマ : 名探偵コナン - ジャンル : アニメ・コミック

2012/07/05 (Thu) 12:15
一日の始まりは

   side -KENTA-

 目覚まし時計の音が室内に響き渡った。
布団の中から腕を伸ばして音を止め、隣の部屋から妹が乱入してこない事を確認してベッドから降りる。
以前、眠りの誘惑に敵わず目覚まし時計の音を無視していたら、隣から光が乱入してきた事があった。

「うるさいじゃない!バカ建太、さっさと起きろ!!安眠妨害でパパとママに訴えるわよっ!!!」

そういった罵声と共に飛んできた物のは次の通り。
枕、ぬいぐるみ、本、スリッパ、ランドセル、サッカーボール、目覚まし時計等々
まさに、叩き出される、と、いった感じでベッドから出た経験があるので、周囲を見渡すが誰もいない。
もう一人の妹―――晴はというと、何事もなかったかのように眠ってたそうで、同じ顔をしているのに何で性格が違うんだ、と、思ったものだ。
素早く道着に着替えて静かにドアを開け、足音を立てないように廊下を歩く。
【ぬき足、さし足、忍び足】という表現があるけど、まさにそういう感じだ。
時間は午前五時過ぎ。下手に音を立てようものなら熟睡している人たちを起こしかねない。
何故、僕がこんな時間に道着に着替えてるかですか?今から父さんと空手の稽古をするんです。

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テーマ : 名探偵コナン - ジャンル : アニメ・コミック

2012/02/23 (Thu) 08:08
プレゼント




 世間一般でいうクリスマスを明日に控えた夜の事。

「真さん、クリスマスプレゼント何が良い?」
「建太たちの分ですか?あの子たちの分はもう買ってあるでしょう?」
「違うわよ。真さん自身のプレゼント」

ソファに座って格闘技雑誌を読んでいた私は、園子さんの質問に考え込んでしまった。
子供たちのプレゼントは既に準備済みで、後は私が夜中に彼らの枕元に置くだけ。
建太は新しい空手の道着、光は世界的著名なサッカー選手のユニフォーム、晴に至っては時代劇小説ワンセット。
子供たちのリクエストを聞いて用意したわけだが、同年齢の子供が同じような物を欲しがるのか、と、親として考えたのは言うまでも無い。
子供はさておき、私自身のプレゼントと言われると悩むのは当然だろう。
ふと、顔を上げると彼女が私をじっと見ている・・・園子さん、そんなに見つめられると考えがまとまらないんですが。

「私は園子さんから頂けるなら、何でも構いませんよ」
「その、何でも良い、みたいな答えが一番困るのよねえ。真さん、喋ったら楽になるわよ?」

そう言いつつ背後から私の首にしがみつく。この行為自体に問題は無いが、運悪く彼女の胸が背中に当たった。
一瞬で血液が顔に集中するのを私は覚える。結婚してもこういう状態だから工藤くんや服部くんたちから、純情過ぎる、と、言われるのだ。

「そ、園子さん・・・あの、あのですね・・・えーと・・・胸、当たってるんですけど」
「えっ!?ご、ごめんなさい・・・それにしても真さんって相変わらずよねえ。でも、あなたのそーいうとこ好きよ」
「あ、有難うございます。何で急にそんな事言い出したのですか?」

私の隣に座った園子さんの話に耳を傾ける。彼女の話を総合すると、いろいろ考えたが思いつかなくたため、私に聞くのが妥当と判断したそうだ。

「で、何が良いの?」
「先に言ったとおり、園子さんから頂けるなら何だって・・・」
「だーかーら、何でも良い、って、言う回答は困るって何度も言ってるでしょ。ホントは今、欲しいものがあるんじゃないの?」
「園子さん。何がある、と、決め付けられても困るんですが」

そんなやり取りをしつつ、園子さんの視線を感じて考える事、数分―――ふと思いついた。

「あっ、その表情からして何か思いついたんでしょ?」

嬉しそうな表情を浮かべる園子さんだが、これから私が言おうとする事は彼女の意表を衝くであろう。私は黙って彼女に顔を向けた。

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2012/02/23 (Thu) 08:04
指輪の意味




「真さん、こっちよ」

早くも座席に座った園子さんが私を急かす。ある休日の午後、園子さんと私は映画を観に来ていた。
既に公開されてから日数が経過した事もあり、観客の数も比較的少ない。
今回の映画鑑賞だが、園子さんから誘って頂いた。何でもご友人にペアチケットを譲ってもらったらしい。
映画の内容は私が苦手とする恋愛物であったため、最初は躊躇したのだが、日本に滞在している間は彼女と過ごす時間が欲しかったので誘いを受けた。
電話越しに園子さんの嬉しそうな声を聞いた時、声と同じ感情に満ちた彼女の表情が想像出来たので、誘いを受けて正解だったと確信している。

「もう真さんったら、早く」
「あ、申し訳ありません」

別に座席が逃走するワケではない。ただ園子さんを待たせるワケにはいかないので、頭を振って回想を跳ね飛ばしてから彼女の右隣の席へ移動する。
座席に腰を下ろして左隣を見ると、パンフレットを読んでいる園子さんの姿が目に入った。
通常であれば肌の露出度が高い服装をして、私がたしなめる―――彼女と二人で出掛ける時の風物詩みたいなものになっていたが、今回は露出度が低い服装だったため、私が口を出す事はなかった。

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