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プロフィール

槇野知宏

Author:槇野知宏
宮崎県児湯郡生まれ。
宮崎県児湯郡在住。

「名探偵コナン」
「まじっく快斗」
「BLACK LAGOON」
「艦隊これくしょん」
「ファイアーエムブレム」シリーズ
「ペルソナ」シリーズ
(特に3と4)
「マクロスF」
「パワプロ」シリーズ
「田中芳樹」
「池波正太郎」
「司馬遼太郎」
「有川浩」
「TUBE」
「山本正之」
「NO-PLAN」
「クラシック」
「プロレス」
「中日ドラゴンズ」
を偏愛する会社員
その実態は、単なるオタク。

年を取る毎に深みにハマってますが、これも人生、問題ない、と開き直ってます(笑)

PASSの掛かっている日記(小説)につきましては「PASSについて」をご覧下さいませ。

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2013/03/09 (Sat) 13:28
ある家族の食卓の情景

 自分が奏でるタイピングの音が人気が少なくなった部屋に響く。
両手指でパソコンのキーボードを叩き、両目はパソコンの右隣にある捜査資料とディスプレイの往復・・・三〇分近くこれの繰り返しやから結構キツイんや。
ようやく終わらせて大きく背伸びをしたところに横から湯呑みに入ったお茶が差し出されて、そっちの方向へ顔を向けると両手に湯呑みを持った大滝ハンの巨体が立っとった。

「捜査一課が誇る鬼警部に茶ァ入れさせるなんてスンマセンなぁ、大滝ハン」
「何言うとるんや“鬼”と言われとんのは平ちゃんやろ?」

大滝ハンから湯呑みを受け取って茶を飲む。そらコーヒーとかもええんやろうけど、オレとしてはやっぱ日本茶が一番やな。

「おおきに。ごっつ美味かったで」
「“鬼平警部補”から合格点が貰えるとは光栄の至りや。オレも平ちゃんトコの茶坊主くらいは務まりそうやな」

“鬼平警部補”
東京に“鬼平総監”ことオトンが警視総監として赴任しとるからオレはそう呼ばれとる。

「そら無理やで、大滝ハン。ウチと職場で飲むんは別モン、と、オレは思とる。それに和葉の入れた茶に勝てる人間はおらへんわ・・・ま、昔から和葉の入れる茶を飲んどったからな」

最後に弁解じみた事を言うたが、大滝ハンはニヤリと笑うたけど言葉は何も発しとらん。もっとも心ん中で何と言うとるやら分からんけど。

「午後イチの傷害事件の報告書、どこまで出来たん?」
「それなら今しがた終わらせたばかりで、あとプリントアウトして明日ん朝に提出するだけやな」
「相変わらず、平ちゃんは仕事が早いなあ。どや、帰りに一杯行かへんか?」

その言葉に食指が動きかけたんは事実やが、出勤前に嫁ハンに言われたセリフが脳裏を過ぎる。

『ほな、行って来るで』
『あ、今日は早よ帰って来てな。夕食は平次の好きなテッチリやから』
『ええこっちゃ。この季節のテッチリは美味いさかいなあ』

 急な事件が入ったんやったら文句言わんのやろうけど、約束反故にして、飲みに行く、なんて言うたら、ハリセンのエジキになるんは目に見えとる。
和葉のヤツ、どこであんなん覚えたんやろ?アイツのハリセン攻撃は目に見えへんし、ビンタ食らうより痛いんや。

「大滝ハン、悪いけど今日は止めとくわ。和葉から、早よ帰って来い、って、厳命されとるんや」
「それやったらしゃあないな。それにしても犯罪者から“鬼平”と、畏れらとる平ちゃんも和葉ちゃんには勝てんみたいやなあ」
「我が家の血筋みたいなモンや。オトンかてオカンには逆らんし」

ついでに言えば近畿管区警察局長を務めとる遠山のオトン、工藤を筆頭とする知り合い連中は揃いも揃うて嫁に頭が上がらへん。

「そういうワケやから今夜は遠慮させて貰うわ。大滝ハンも飲んでばかりおったら嫁ハンにシバかれるで?」
「こいつは平ちゃんに一本取られたわ。ほな、お疲れさん」
「お疲れさんでした」

大滝ハンと言葉を交わして帰途につく。府警から家までは距離約二五キロ―――時計を見れば一般的な終業時間とバッティングしとる・・・道混むんは間違いないやろな。

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テーマ : 名探偵コナン - ジャンル : アニメ・コミック

2013/02/09 (Sat) 14:20
First Kissのあと

『ほ、ホンマにええんか?』
『平次、男のアンタが狼狽えてどないするん?』
『そーいう和葉かて、体が震えとるで?』
『き、緊張しとるんやから、しょうがないやん』
『分かった・・・さっきも言うたけど、オレは和葉の事を好きやねんからなっ!』
『その言葉、そっくりそのままアンタに返すわ。アタシも平次の事が好きやさかい』

二度ほど深呼吸を繰り返し、覚悟を決めた男は自分の唇を彼女のそれに合わせた・・・

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テーマ : 名探偵コナン - ジャンル : アニメ・コミック

2012/10/24 (Wed) 13:37
トラ・トラ・トラ

 大阪・寝屋川の閑静な住宅街に立つ立派な門構えをしとる家・・・それがオレのウチや。
もっとも本来の家主であるオヤジが警視総監に昇進してオカンと共に東京に行っとるさかいな。
で、仮の家主っちゅーことでオレ―――大阪府警捜査一課・服部平次警部補―――が嫁ハンと子供二人で守っとるワケや。


 一二月のある日の夜、非番やったオレはダイニングルームのソファに寝っ転がって国営放送局のニュース番組を見とった。
和葉は台所で鼻歌を歌いながら晩メシを作っとる最中で、礼儀(まさのり)と和華は自分の部屋。娘はマジメに宿題でも片しとるんやろうけど、問題は息子の方や。
アイツの事やから部屋でマンガか推理小説、オレのスクラップブックでも読んどるんやろうなあ。一体、誰に似たんやろ?
んな事、考えとったら台所から晩メシの匂いが漂ってくる。匂いから判断して今日は肉ジャガと焼き魚・・・魚は季節柄ブリやな。
何で分かるかって?考えてもみいや、オレは昔“東の工藤、西の服部”って言われた探偵やぞ?
探偵っちゅーもんは沈着冷静さ、観察力に加えて五感が鋭うないと出来ん商売やさかいな。ま、これは刑事にもあてはまるんやろうけど。

「平次、ご飯出来たで。今日は・・・」
「そん先は言わんでもええ。肉ジャガとブリの焼きモンやろ?」

台所から顔を出した和葉の言葉をオレは制して言ったワケやが、嫁ハン頬を膨らませてもうた。

「何や、つまらんわ。知っとったん?」
「アホ、オレを誰や思とるんや?匂い嗅げば分かるし、魚は今の時期考えれば見当つくわ」
「さすが府警捜査一課のエース、人呼んで“鬼平警部補”やなあ・・・って、何見とったんや?」
「ニュースや。民放はバラエティーしかやっとらんさかいな」
「ふうん。あ、ご飯出来たからマサと和華呼んで来てくれへん?」

それに応じた時、ニュースがある特集をやっとるのを見たオレはニヤリと笑う。

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2012/03/22 (Thu) 11:25
口は災いの元

 元々の発端は・・・オレが和葉に発した言葉や。
和葉の短大卒業と同時に結婚して一年、その間に工藤んトコと同じ双子が生まれたモンやから一族挙げての大騒ぎ。
兄は礼儀(まさのり)、妹は和華(わか)と名付けたんやけど、騒ぎが収まったら厳しい現実が待っとった。
子供一人でも苦労する家庭が多いご時世に、一度に二人やから和葉の苦労も半端ではなかったハズや。
オレは育児や家事を全て和葉に任せっきりにして本業(大学生)や探偵家業に精を出してたワケやが、アイツはオレのそんな態度が気に食わんかったんやろな。
ある日、大阪府警からの要請を受けて出かけようしとったら、和葉に呼び止められた。

「平次、忙しいんは分かるけど、ヒマな時は家事と育児手伝ってくれへん?」

この時、ちぃーとばかし優しい言葉でも掛けとったら状況は変わっとったかも知れへんけど、それが出来ひんのがオレや。

「あのな、こっちかて忙しいんや。家事と育児はお前の仕事やろ?なしてオレがせなアカンねん?」

この時、頭ん中を過ぎったのは工藤んトコの姉ちゃんと鈴木ん姉ちゃんの事。
前者は二人、後者にいたっては三人なのに立派に学業と家事・育児を両立させている。ま、二人の場合は近くに親がおるんが幸いやろうけどな。
さすがに引き合いに出さなかったものの、言葉に微妙なニュアンスが含まれたのは言うまでもない。

「・・・」
「ほな、行ってくるわ」

黙り込んだ和葉と子供たちをおいて部屋を飛び出したワケやけど、いつもの事や、と、軽い気持ちやった。
しかし、依頼を終えて家のドアを開いて目にしたのはオカンと和葉、そして双子の姿。

『和葉はどっかに行く準備しとるし、そん前に何でオカンがここにおんねん?』

そう思ったが、オカンの低い声が耳に響く。

「平次、今すぐ大阪に帰るで。準備しいや」
「何やて?オレ、今大阪から帰ったばかりやぞ?またUターンしろ言うん・・・」
「問答無用!!男やったら言い訳せんと早よ支度せんかい、このドアホっ!!!」

結果、オレはオカンの迫力に気圧される形で慌しく準備して帰阪する羽目になった。

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2012/03/13 (Tue) 17:59
難波のバレンタインデー騒動記

 街中、バレンタインデーのイルミネーションだらけ。
工藤の言い分じゃないが、お菓子業界の企業戦略に乗せられるとはアホの一言に尽きるわ。
だいたいCMで有名人使うて、購買欲を煽るっちゅーんが間違っとるで。そんなんやったらギャラだけで幾ら吹っ飛ぶ思とるんや?ちっとは自分とこの商品に自信を持たんかい!

「・・・と、思うんやけど、白馬はどう思うねん?」
『どう思う、と、言われましても、僕には関係の無い話じゃないですか?まあ服部くんの意見も一理あるのは認めますがね』

バレンタインデーを明日に控えた日の事、珍しくオレは白馬と携帯を使って話をしとる。オレの電話相手と言えば工藤なんやけど、あの男は姉ちゃんとデートの最中。
何で知ってるかって?そら決まっとるがな。さっき電話したら有無を言わさず速攻で切られたんや・・・ホンマ、仲の良いこって。

『珍しく意見が一致したところで、何の用です?』
「いや、大した用は無いんやけど、バレンタインデーは誰かから貰うアテあるんか?」
『確かに貰いはしますけど、僕は本命に花束をあげるんです』
「は?どーいう事やねん」
『女性が男性にチョコレートをあげるのは日本だけなんですよ。海外では男性が好きな女性に花束を贈るんです。知らなかったんですか?』
「・・・」

“無言=肯定”

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