FC2カウンター

プロフィール

槇野知宏

Author:槇野知宏
宮崎県児湯郡生まれ。
宮崎県児湯郡在住。

「名探偵コナン」
「まじっく快斗」
「BLACK LAGOON」
「艦隊これくしょん」
「ファイアーエムブレム」シリーズ
「ペルソナ」シリーズ
(特に3と4)
「マクロスF」
「パワプロ」シリーズ
「田中芳樹」
「池波正太郎」
「司馬遼太郎」
「有川浩」
「TUBE」
「山本正之」
「NO-PLAN」
「クラシック」
「プロレス」
「中日ドラゴンズ」
を偏愛する会社員
その実態は、単なるオタク。

年を取る毎に深みにハマってますが、これも人生、問題ない、と開き直ってます(笑)

PASSの掛かっている日記(小説)につきましては「PASSについて」をご覧下さいませ。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

リンク

カテゴリーメニュー 改

Plug-in by
@激安・割安・おすすめ商品@

ブログ内検索

2011/11/21 (Mon) 13:08
月光の下を歩きて

 何となく上を見上げると雲1つない空には大きな月、その月明かりの下を二人で歩く。
耳に入るのは吹き抜ける風の音と、青子たちが道路を踏みしめる音だけ。月の光を浴びてると何だか心臓がドキドキする。

『"月の光には魔力がある、って、紅子ちゃんが言ってたけど、こういう事なのかな』

そう思いつつ、青子が口にしたのは別の言葉。

「ねえ快斗、腕組もうか?」
「な、何言ってるんだよ・・・は、恥ずかしいだろうが」
「別に恥ずかしがる事ないでしょ?誰も見てないんだから」
「・・・分かりました。腕を組みましょう」

暫く考え込んでいた快斗だったけど、口調を怪盗キッドのそれに切り換えて自分の左手を差し出す。
何度か彼と手を繋いだ事あったけど、腕を組んで歩くのは初めて。
触れている箇所から快斗の生きている証が聞こえてくる―――、腕を組む、手を繋ぐ、と、いう事はお互いの心が相手に伝わる簡単な動作かも知れない。握手も似たようなものだけど。

目と目で通じ合う、と、言うが、その前に恥ずかしくて顔を見れない。


『オレは、ありがとう、愛してる、って、言葉じゃ物足りねーんだよ・・・これが証さ』
『これ、もしかして・・・』
『ああ、オレから青子への誓いの印さ・・・で、どうなんだ』
『有難う、快斗・・・青子、嬉しいよ』


プロポーズの返事って相手の目を見て受けるんだろうけど、青子、感激して快斗の顔をまともに見てなかったっけ・・・それを思い出したら吹き出しちゃった。

「ど、どうしたんだよ。急に?」
「ん、ちょっとプロポーズされた時の事を思い出してた」
「ああ。あの時の青子ときたら涙をポロポロ零して・・・可愛かったぜ」
「もう快斗ったら、変な事を言わないでよ」

そんな事を言いながら歩を進める。先ほどの会話で火照った体に冷たい風が心地よい。
月が柔らかな光を地上に注いでいるワケだけど、何か体が溶けていく様な気分におちいる。

「なあ、青子?」
「なあに、快斗?」

快斗の声に顔を上げると、青子の視界に飛び込んできたのは心配そうな表情を浮かべた彼の顔。

「どうしたんだよ、さっきから」
「ん、実はね・・・・こうやって腕組んでると何かドキドキしちゃうな、と思って」

月の青い光線を浴び、風の音を聞きながら好きな人と腕組んで歩ける―――これ程の幸せはないと思う。




月は黙って青子たちを照らすだけだった―――お月様、お願いだから青子たちが家に帰るまで隠れないでね。



終わり
スポンサーサイト

テーマ : まじっく快斗 - ジャンル : アニメ・コミック

<< 終わらない旅 Never-Ending-Road | ホーム | 冬の一日 >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP