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プロフィール

槇野知宏

Author:槇野知宏
宮崎県児湯郡生まれ。
宮崎県児湯郡在住。

「名探偵コナン」
「まじっく快斗」
「BLACK LAGOON」
「艦隊これくしょん」
「ファイアーエムブレム」シリーズ
「ペルソナ」シリーズ
(特に3と4)
「マクロスF」
「パワプロ」シリーズ
「田中芳樹」
「池波正太郎」
「司馬遼太郎」
「有川浩」
「TUBE」
「山本正之」
「NO-PLAN」
「クラシック」
「プロレス」
「中日ドラゴンズ」
を偏愛する会社員
その実態は、単なるオタク。

年を取る毎に深みにハマってますが、これも人生、問題ない、と開き直ってます(笑)

PASSの掛かっている日記(小説)につきましては「PASSについて」をご覧下さいませ。

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2012/12/22 (Sat) 17:35
匂い

 珍しく酔っ払った後輩をアパートまで送る。

「ほら、渉。あなたの部屋に着いたわよ」

そう言って彼の懐からアパートの鍵を取り出して、ドアを開けると渉を部屋の中に押し込んだ。
暖房の利いていない部屋は肌寒く、今まで飲んだアルコールによって暖められた体内から少しずつ温度を奪っていく。
勝手知ったる部屋なので電気を点けて、暖房のスイッチを入れようとした時、渉の腕が私の動きを止めた。 「美和子さん。今日泊まっていってくれませんか?」

ここ最近、酔っ払うと彼はこういうワガママを言う。

「明日は仕事なんだから、同じ服装で行けるワケがないじゃない」
「そのためにオレの部屋に着替えがあるんじゃないですか」

私としては自堕落になるのが怖いけど、酔眼の中に光る彼の瞳(め)には逆らえない。

「だけど・・・」

じゃ、オレが決心させてあげますよ、と、言って、渉が正面から抱きついた途端、自分の動きが止まった。
そのまま私の首筋に唇を這わせながら、私の両腕の動きを封じ込める。

「良い匂いですね・・・一日中外を回っていたのに、何でこんな匂いがするんですか?」
「へ、変な事、言わないで・・・んっ」
「このまま寝てもいいですか?」

そう口にした渉の手が肩に触れた時、身体の奥底から体温が上昇するのを感じる。

「服が皺になるからダメ」
「じゃ、脱ぎます?」
「イ、イヤに決まって・・・」

その間に彼の両手は私の腹、胸、首などを行き交い、吐息が耳の後ろやうなじに吹き掛けられ、その度に身体から力が抜けて行く。

「どうしたんですか?オレは美和子さんの感じるところは一ヶ所も触ってませんけど」

その時、渉くんの視線と私のそれが至近距離でぶつかる。口元に笑みを浮かべた彼の瞳を直視していると、吸い込まれそうな感覚に囚われる―――私はこの一瞬の感覚が堪らなく好きだ。

「美和子さん・・・」
「ん、良いわよ・・・渉」

私の言葉が合図となり、夜は続いていく。
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テーマ : 名探偵コナン - ジャンル : アニメ・コミック

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